幼児にも「うがい」の習慣を!おすすめの教え方と注意点

お出かけから戻ったときは、幼児にもうがいをおすすめします。うがいは、風邪の予防やウイルス・バイ菌対策に大切な習慣です。ウイルスやバイ菌が粘膜から侵入する前に洗い流したり、のどの乾燥を防いだりすることで感染・風邪予防ができます。特に幼児はいろいろなものに触れたがるので、菌を落とすためにも、うがいを徹底させましょう。

こちらでは、幼児へ教えるうがいの方法と注意点についてご紹介します。幼児だからまだ難しいと思うのではなく、まずはできることからチャレンジしましょう。

幼児こそ「うがい」をしよう!

幼児こそうがいをしよう!

外から帰ったら、手洗い・うがいをしていますか?ウイルスやバイ菌が気になる今、手洗いはもちろん、うがいもぜひ習慣にしてください。

幼児こそ、うがいは大切です。空気中には多くの菌が漂っており、普段の生活を送るだけでも、ウイルスは口の中から体内へ侵入しようとしています。

そのため、帰宅後はすぐにうがいをし、粘膜に付着したウイルスやバイ菌を洗い流すことが大切なのです。

特に幼児はいろいろなものに触れたがる時期です。触ったものを舐めたり、口に入れたりすることも珍しくありません。細菌だらけのものを口に入れてしまうと、病原菌に感染するおそれがあります。

また、うがいをすることで風邪の原因となるのどの乾燥を防ぐことも可能です。のどがしっかりと潤うことで、異物に対抗する繊毛細胞の防衛機能を正常に働かせることができるのです。

感染・風邪対策のためにも、幼い頃からうがいの習慣をつけるようにしましょう。

幼児はいつから「うがい」ができる?

幼児はいつからうがいができる?

うがいは、大人にとって簡単な動作でも、幼児にとっては難しいものです。いつ頃からできるかは、うがいの種類によって異なります。

最も簡単なぶくぶくうがいの場合、3歳では約50%が、4歳になると約75%ができるようになるといわれています。ぶくぶくうがいは、口の中に水を入れ、左右に軽くゆらし、吐き出すだけのシンプルなものですが、口の中を洗浄することができます。

ぶくぶくうがいより難易度が高いガラガラうがいになると、3歳で約25%ができるようになります。のどの奥を洗浄するためには、ガラガラうがいが効果的ですので、両方できるようになるようステップを踏んで、毎日少しずつ練習するとよいでしょう。

幼児に「うがい」を教える方法と注意点

最初は上手くできないかもしれませんが、コツさえ掴めばすぐに上達します。正しいうがいが習慣になるよう、子供と一緒にがんばりましょう!

教え方のポイント

うがいには「ぶくぶくうがい」と「ガラガラうがい」があります。幼児に教えるときには、簡単なぶくぶくうがいから教えましょう。

「ぶくぶくうがい」を教える際は、まずお手本を見せます。ゆっくりと口の中に水を含み、吐き出すときに「べー」と、声に出すとよいでしょう。これができるようになったら、口の中に含む時間を延ばしていき、頬を動かす練習をしましょう。

ぶくぶくうがいができるようになったら「ガラガラうがい」に進みます。口に水を含んだまま、上を向く練習から始めましょう。

このときに飲んでしまうようなら、「あー」と声を出してみるとよいでしょう。上を向けるようになったら、そのまま息を吐く練習をします。最初は弱いですが、徐々にガラガラという音がはっきり聞こえるようになるでしょう。

水をこぼしてしまうのが気になるときは、お風呂場で練習するのもよいでしょう。

うがいを習慣づけるためには、声掛けも大切です。上手にできたら褒めてあげたり、「〇〇ちゃんのぶくぶく見たいな」などやる気を引き出す言い回しをしたりして、子供が自らすすんでうがいをするよう促します。嫌がって泣くときは、ぬいぐるみや人形などを使い、「一緒にやろう」と呼びかけるのもおすすめです。

また、歌を歌ったり、うがい用コップを子供の好きなキャラクターものにしたりするなど、ちょっとした楽しみがあるだけで子供は喜んでうがいをしてくれるようになるでしょう。

教えるときの注意点

うがいの方法を教えるのは、言葉では伝えにくいこともあり、なかなか難しいものです。特に相手が幼児の場合、上手くできなくてイライラしてしまうことがあるかもしれません。

だからと言って、「早くうがいをしなさい」「うがいをしないと病気になるよ」など、命令・脅し口調で叱ってはいけません。上手くできないことを叱ってしまうと反抗してしまい、うがいをするのが嫌になってしまいます。そうすると、習慣づけるのは難しいでしょう。

うがいの習慣は続けることでコツを掴み、徐々にできるようになります。子供の健康のためにも、根気よく続けるようにしましょう。うがい薬やマウスウォッシュを使う場合は、濃度や味、安全性に注意して選びましょう。使いやすく刺激の少ないものを選ぶのがおすすめです。

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